• +052-212-7970
  • info@omoshiroinc.com

技術情報

【IoTソリューション】Seeed社のReButtonをセットアップする

さて、先日はのSeeedさんの「ReButton」をお借りして簡単なレビューを書いてみました。

【IoTソリューション】Seeed社のReButtonの紹介

今回は、実際にセットアップしてみた感想を記録していきたいと思います。

※当エントリーは「Seeed UG Advent Calendar 2018https://qiita.com/advent-calendar/2018/seeed)」に参加中の12/25分のエントリーです!

 

まだ大っぴらに発売されていないデバイスの為、資料も限られています。
今回は、こちらの資料を基に構成しています。
セットアップの手順はほとんどこの資料のトレースです。

https://seeedjp.github.io/ReButton/

 

Rebuttonの処理概要

1.ボタンを押すことで、電源をONにしながら、あらかじめ設定しておいたWi-fi経由でインターネットに接続します。

2.ReButtonはあらかじめ設定しておいたAzute IOT HUBまたはAzure IoT Centralから更新を受け取ります。

3.ReButtonはあらかじめ設定しておいたAzute IOT HUBまたはAzure IoT Centralにメッセージを送ります。

4.D2Cメッセージが送信されると、ReButtonはシャットダウンします。

 

ボタンの機能

シングルクリック(タップ)

ダブルクリック(タップ)

トリプルクリック(タップ)

長押し(3秒以上)

長押し(6秒以上)

 

Seeed社のGroveセンサーをサポート

I2CまたはGPIOに対応したGroveセンサーを、ボタン下部に接続できます。

様々な拡張センサー・デバイスが利用できるのもReButtonの特徴です。

 

クラウドサポート

Azure IoT Hub と Azure IoT Centralをサポートします。

そのおかげでセットアップはとても簡単です。

 

OTAのサポート

ファームウェアのアップデートはWi-fi(インターネット)経由で行えます。

ファームウェアのソースは公開されており、独自のファームウェアを組み込むことも可能です。

 

省電力設計

ReButtonは単4電池(AAA)二本で動作します。

とある筋の話では、3000回程度のクリックは余裕で持つとのことです。

 

いざセットアップ

1.ReButtonにアクセスする

ReButtonを設定するために、APモード(アクセスポイントモード)にします。

バッテリーを取り外し10分経過すると、ReButtonはシャットダウンし、APモードに移行します。

速やかにIoT HubまたはIoT Centralにてセットアップを行いましょう。

1-1.電源を再投入し、本体中央のボタンをLEDが白く光るまで押し続けます。

(LEDは、青→黄色→シアン→白と順に変化します。白になるまで約10秒要します)

1-2.ボタンから指を離し、APモードへ移行させます。

ReButtonが正常にAPモードへ移行すると、LEDは白色で点滅を始めます。

1-3.アクセスポイントへ接続します

「AZB-xxxxxxxxxxxxx」というアクセスポイントをWi-fi接続可能な端末から探し、接続します。

(xxxxxxxxxxはお使いのReButtonのWi-fi MACアドレスです)

※検証環境においては、スマホなどのデバイスからも設定が可能でした

1-4.ブラウザからReButtonのホーム「http://192.168.0.1」にアクセスします

ホーム画面が正常に表示されればここまでのステップは終了です。

2019-02-14_12h04_06

 

Wi-fi接続のための設定

画面上の「Wi-fi」をクリックします

2019-02-14_12h04_06_01

Wi-fiのセットアップ画面が表示されるので、任意のWi-fi SSIDを選択し、パスワードをセットします。
セット後、「Save」をクリックします。

2019-02-14_12h05_18

 

Azure IoT Centralの設定の前に

Azure IoT Centralの設定を確認しましょう。

今回はIoT HubではなくAzure IoT Centralを利用するのでAzure IoT Centralへの接続設定を行います。

Azure IoT Centralそのもののセットアップはこちらのエントリーを参考にしてください。

【IoT関連】IoT管理Saas 「Azure IoT Central」アプリを使う

また、Rebutton用のパラメタについては、以下を参考にして下さい。

https://seeedjp.github.io/ReButton/

Telemetoryの設定

Display Name:Voltage
Field Name:batteryVoltage
Telemetry
Units:V
Minimum Value:0
Maximum Value:35
Decimal Places:2
Color:任意

image

 

Stateの設定

Display Name:Click Type
Field Name:actionNum
Values

値:1
Single Click:
Color:任意

値:2
Double Click:
Color:任意

値:3
Triple Click:
Color:任意

値:10
Long Press:
Color:任意

値:11
Super Long Press:
Color:任意

image

 

Eventの設定

Display Name:Message
Field Name:message
Default Severity:Information

image

 

Azure IoT Centralアプリへの接続設定

Azure IoT Centralのセットアップが完了・確認出来たら、Rebuttonの設定に戻ります。

Home画面に戻り「Azure IoT Central」をクリックします。

2019-02-14_12h04_06_02

上記Azure IoT Centralの設定で取得した「Scope ID」「Device ID」「SAS Key」を設定します。
設定が完了したら「Save」をクリックします。

設定の完了

最低限の設定はここまでで完了です。

「Shutdown」をクリックすると、設定が保存されReButtonが再起動されます。

2019-02-14_12h04_06_04

2019-02-14_12h05_50

 

動作の確認

ここまで正常にセットアップが完了していれば、ボタンを押せば動作するはずです。

クリックして確かめてみましょう。

Azure IoT Centralの実デバイス画面で、実際に受け取ったデータを確認できます。

Telemetoryにバッテリー電圧、Stateにクリック種別、Eventにトリガーされたイベントが表示されていることがわかります。

次回は、このEventからその他のサービスに接続するネタをエントリーしたいと思います。

Capture_088

その他の設定

Device to Cloud (D2C) Message

ReButtonから送信されるD2Cメッセージを編集できます。

当然受け取る側のクラウドサービス側でも変更が必要です。

2019-02-14_12h04_06_03

ファームウェアアップデート

ファームウェアをOTAアップデートするための画面に遷移します。

方法は以下をご覧になるか、またのエントリーをお待ちください

https://seeedjp.github.io/ReButton/

 

2019-02-14_12h04_07

 

Azure IoT Hub

Azure IoT Centralではなく、Azure IoT Hubを使って独自にサービス側を実装する場合はこちらのメニューを使います。

2019-02-14_12h04_06_05

【IoT関連】IoT管理Saas 「Azure IoT Central」アプリを使う

こんにちは。オモシロインクの榊原です。

エントリーに先立ってイベントのお知らせ。

IoTを絡めたプロトタイピングにもおすすめなMicrosoft PoweAppsの勉強会を開催します。
一緒に高速アプリ開発ソリューションの勉強をしましょう!

https://paandflow.connpass.com/event/117974/

IoTを巡る環境

IoTが単なるバズワードではなく、実際に運用に乗って活用され始めて久しいですが如何でしょうか、活用されていますか?

IoTを実際の運用に乗せようとしたとき、重要な要素としてもちろん個々のIoT機器がありますが、導入経験のある方ならこのIoT機器そのものの開発にもなかなかに苦労されることがお分かりかと思います。

さらに、いざ開発したIoT機器を実際の運用に乗せようとしたときに立ちはだかるハードルが、導入したIoT機器の管理と、IoT機器から集めた情報の管理です。

機器管理については、特にIoT機器は数が多くなる傾向があり管理が非常に煩雑になりやすいのですが、多くのIoT機器の設置個所や稼働状態管理など、IoT機器運用に関して多くの項目を扱う必要があることがわかります。

また集めた情報に関しても、まぁむしろIoT機器導入の本質的な目的はここにあるのですが、この情報をうまく管理・活用できなければIoTなど絵に描いた餅ということは良くお分かりかと思います。

いずれにしても、IoT機器のみならず、これらIoT機器に関する各種情報を扱う仕組み(アプリやサービス)がさらに必要になるわけで、そのコストたるや、バカにできません。

そんな専用のアプリやサービスを開発しなくても良いとしたら、安価に利用できるとしたらどうでしょう?

その期待に応えるのが、Azure IoT Centralです。

Azure IoT Centralとは

Azure IoT Centralは、上記のようなIoT機器の管理や情報収集、簡易的なアナライズなどの機能を簡単に導入できるSaas型IoT管理アプリケーションです。

以下はデモ画面ですが、様々なIoT機器や、機械類に搭載されたIoTアドオンの情報が一元管理できていることがわかるかと思います。

image

上手のように、コストの大きな部分を占める管理側のサービスを一手に引き受けてくれることが分かります。

導入の手順

大まかには

  1. Microsoft AzureでAzure IoT Centralのプロビジョニング
    (別方法もあります。文中で案内します)
  2. IoT機器の管理のためのテンプレートの作成
  3. IoT機器の登録
  4. IoT機器の動作状態の確認(データ収集)

となります

 

すでにMicrosoftのクラウドサービス Microsoft Azureを利用していることを前提に導入の手順を紹介します。

まずはAzureにログオン。

リソースの作成→検索→「IoT Central」と入力して検索

screenshot_DT__025

「IoT Central Application」を選択

screenshot_DT__026

「作成」をクリックします。

screenshot_DT__027

各項目を入力し、「作成」を選択します。

screenshot_DT__028

プロビジョニングを待ちます。

5分もあれば十分です。

screenshot_DT__029

プロビジョニング完了のダイアログから、「リソースに移動」を選択肢プロビジョニングが完了したアプリを起動しましょう。

screenshot_DT__030

またはダッシュボードから、「リソースに移動」を選択肢プロビジョニングが完了したアプリを起動しましょう。

screenshot_DT__031

作成が成功したAzure IoT Centralアプリが立ち上がります。

Azureの操作への慣れは必要ですが、数ステップでできてしまうのですから

Capture_065

次に、ここではSeeed社のReButtonを例にして機器を登録してみましょう。

Seeed社のReButtonの概要や使用方法は以下のブログを参考にしてみてください。

概要

【IoTソリューション】Seeed社のReButtonの紹介

セットアップ

【IoTソリューション】Seeed社のReButtonをセットアップする

Azureを介しないAzure IoT Centralアプリ作成方法

シンプルなプロトタイピングやハッカソンなどはこっちがいいかも

AzureのアカウントがなくてもAzure IoT Centralアプリを実行できます。

https://apps.azureiotcentral.com/」にアクセス

 

「New Application」をクリック

screenshot_DT__033

諸情報を入力。

お試しの場合は

「Choose payment plan」を「Trial」にするといいでしょう。

まっさらなアプリを作りたければ

「Select an application template」で「Custom Application」を。

サンプルになるIoTテンプレート※後述があったほうがいい場合は「Sample ~

」を選択するとよいでしょう。

「Application Name」は任意の名称を。
「URL」はアプリケーションが実行されるWebサービスのURLなのですが、「Application Name」によって自動的に入力されます

必要に応じて変更しましょう。

入力が終わったら「Create」をクリックします。

screenshot_DT__034

 

ほどなくしてプロビジョニングが完了し、設定したパラメタでAzure IoT Centralアプリケーションが作成されます。

なんというお手軽さ。

これを使わずして何を使いましょう。

ハッカソンやプロトタイピングなんかでも有用ですね。

screenshot_DT__036

 

IoT機器のセットアップ(テンプレートの作成)

Azure IoT Centralアプリでは、IoTデバイスのテンプレート(シミュレータ)作成→実デバイス登録という手順でIoTデバイスをセットアップしていきます。

同一仕様のIoT機器をコントロールするのに最適な手順ではないかと思います。

まずはテンプレートを作成します。

「Create device template」を選択します。

Capture_065_1

テンプレートに任意の名称を設定します。

テンプレートなわけなので、テンプレートっぽい名前にするとよいでしょう。

テンプレートは再作成も可能なので、まずは適当に作ってみましょう。

名前が決まったら「Create」をクリックします。

Capture_066

以下のようにテンプレート作成の画面が表示されます。

続いてテンプレートにIoTデバイスの要素を登録していきます。

「Edit template」をクリックします。

Capture_068

「New measurement」をクリックしてパラメタを設定します。

Capture_069

「Create Telemetry」に必要なパラメタを登録します。

今回はSeeed社のReButtonの指定パラメタを登録します。

Capture_070

同様にして、「State」も登録します。
「New measurement」をクリックして「State」をクリックします。

Capture_072

こちらもIoT機器に指示されたパラメタを登録していきましょう。

自作のファームの場合、当然自分で設定したパラメタを登録します。

Capture_075

パラメタを登録したら「Save」をクリックすることを忘れずに。

Capture_076

同様にして「Event」を登録します。

パラメタを登録し、「Save」しましょう。

Capture_078

一通りのパラメタ登録が終わったら、テンプレート(シミュレータ)に疑似値が表示されていることが確認できます。

特にTeremetoryの値の閾値やStateの色などを確認しましょう。

終わったら「Done」をクリックします。

Capture_080

IoT機器のセットアップ(実デバイスの登録)

つづいて実デバイスを登録します。

左側メニューから「Device Exploler」を選択します。

アプリ作成時にサンプルテンプレートのあるアプリを作成した場合などはすでにテンプレートがいくつかあるでしょうから、さきほど登録したテンプレートの選択をお忘れなく。

Capture_081

デヴァイスの一覧の上にある「+」ボタンをクリックし、表示されたメニューから「Real」を選択します。

Capture_083

登録するデバイス名などを決定し、「Create」をクリックします。

Capture_085

登録された実デバイスは、選択したテンプレートを元に作成されるわけですから当然同じパラメタを持ったデバイスが出来上がります。

物理IoTデバイスとの接続

出来上がったら、物理デバイスとの接続をするためのパラメタを取得します。

画面上部の「Connect」をクリックします。

Capture_086

表示されたデバイスの固有の情報を保存します。

Seeed社のReButtonの場合

「Scope ID」

「Device ID」

「Primary Key」

が必要となります。

Capture_087

ここまでくればAzure IoT Centralアプリ側の設定は終わりです。

あとは物理デバイス側で設定し稼働させれば、上記IDをキーにしてIoT機器からのデータをAzure IoT Centralアプリが処理してくれるわけです。

以下は、物理デバイスを登録して実際に稼働させた状態です。

シミュレータとは違い、リアルなデータが記録されているのが分かります。

Capture_088

以上!

活用してください!

1